石について

砕石場

墓石には花崗岩、安山岩や砂岩、黒色の石材に多い斑レイ岩等、多くの石の種類が使われています。
その中で、やはり一番多いのは、花崗岩と呼ばれる石材で、日本でもたくさんの砕石場があります。



国産石

四国では香川県の庵治石や、愛媛県の大島石等が特に有名で、多くの地域で墓石材として使われています。
国産石材にこだわられるお客様は多く、当店でもいろいろな国産石材をご説明しております。

香川県 庵治石
庵治石丁場 (砕石場)

庵治石

国産最高級石材として、採掘の歴史も長く、石材彫刻等にも適した石です。
庵治石独特の模様等が石目にあり、庵治石以外ではない特徴を持つ石です。


愛媛県 大島石 大島石 丁場(砕石場)

大島石

愛媛県産大島石として、この石も有名な石です。
墓石材としての採掘量も多く、高知県でもたくさんの大島石の墓石が建っています。
吸水率が低く、石質も硬く、研磨の仕上がりも美しい石です。


庵治石、大島石以外にも日本には、砕石場があります
青木石、北木石、天山石、真壁石等、たくさんの砕石場から石が切り出されています。

豊富な国産石材の中から、お選びいただけます。

外国産(輸入石)

中国福建省 AG98
近年は、中国から輸入された墓石、石材が大変多くなりました。
その中でも、AG98と呼ばれる石材は、石目が比較的細かく、色合いが大島石等と似ており、仕上がりが綺麗な石です。
文字彫刻等の仕上がりが、大変綺麗に仕上がります。



中国黒龍江省 G1704 K12
中国黒龍江省産の花崗岩で、硬質で、水を吸いにくく、墓石材として、大変良い石です。
高知でも大変多くの石が使われています。
石の目も細かく綺麗で、大島石と比べ、少し色合いが黒っぽいです。


外国産の石では、インド産のアーバングレー、バングレー銀河と呼ばれている石、フィンランド、アメリカ等世界中から輸入された石が墓石に使われています。
外国産石材も良質な石材が多く、墓石材として安心してお勧めしております。

設計について

オート水準器で墓地の水平等を計測します。

お客様から墓石等のご相談をいただくと、まず墓地を拝見し、土地の計測をし、墓石等の形状や宗教宗派等、国産石材、外国産石材、石材等、石材の説明等をさせていただき、詳細な設計図を作成させていただきます。


お客様のご要望やご希望の石材種等を打ちあわせさせていただきながら、設計図を作成していきます。

ご提案させていただく設計では、墓誌(故人様の戒名、命日等を彫刻します部材)等の配置位置や、墓石の裏面側の広さ等をお客様の墓地の広さに合わせ、設計していきます。
墓石の裏面側の広さは、通常の墓参では気になさらないお客様もおられますが、墓石をきれいに拭いていただくとき等、墓石等との外柵(墓地の周囲の囲い)からの距離は大切です。

墓地の入口・段差・広さ等は、特に設計時に考え設計します。
墓地の入口の段差は、墓石の大きさ、外柵のデザイン、お客様のご要望等をお聞きし、高さや幅等を設計していきます。

墓石の前は、お供えや焼香される場所です。しゃがまれて合掌され、立ちあがり、振り向かれたおりにも段差等が近くにならないように、また、雨天時でも安全に墓参をしていただけるように設計していきます。




墓石にはたくさんのデザインがあります。和型、洋式、デザイン墓。
墓石をご依頼いただくお客様のほとんどは、初めて墓石を建てられる方が多く、数種類の墓石のご提案書等を作成し、ご説明させていただく場合もあります。
お見積りご提案時に、時間をおとりいただいて、ご説明をさせていただいております。

ご先祖様、故人様への想い 将来、墓石を引き継がれる方への思い
ご提案設計図等を作成するおり、お客様が完成後に墓参をしておられるイメージで、設計しています。

加工について

 
■墓石に加工される原石
墓石に使われています石材は、花崗岩が多く、花崗岩は切断、研磨等、加工するのが本当に大変です。

  当店工場での加工作業風景

花崗岩の種類によっては、硬質で、研磨に大変時間がかかる石もあります。穴一つあけるのにも、ダイヤモンド工具を使用します。

墓石加工で、研磨は特に墓石の仕上がりにかかわってきますので、慎重に何度も、仕上がりを確認しながら研磨していきます。

基礎について

基礎

お墓の基礎は、重量のある墓石をささえる大事な部分です。
基礎工事の際には、床掘の高さ(地面を掘る高さ)等、墓地の水平や周囲の状況等を考慮し施工をしていきます。




床掘後に砕石等を敷き詰め、墓地を地固めしていきます。


周囲の墓地、墓石等のことも考え、養生等をします。
霊園等での施工の場合、墓参される方が多く、特に墓参の邪魔にならないように気を付けています。



型枠、鉄筋等の組み付け作業後にコンクリート打設をしていきます。

コンクリート打設後に、コンクリートのテンバを水平にならし、基礎の完成です。



コンクリートが固まった後に、墓石部材等の組み付け作業を開始します。
基礎は、墓石の完成の仕上がり時には見えない部分ですが、非常に大切な部分ですので、施工時にはしっかりとした基礎を施工するようにいつも心がけています。
当店では、基礎工事も自社で施工しております。

施工について

施工は、外柵部材から施工していきます。
水平等を確認しながら、慎重に部材位置を決め、組み上げます。

外柵部材は、設計の段階で、細かく組み付ける部材の順番を決めてあります。
数年、数十年後に、部材のズレ等がおこらないように金具等の補強、部材の組み付け方法を独自に設計してあります。




外柵部材、納骨堂墓石部材の順番で施工していきます。墓石部材は、完成後にお客様が先祖様等の供養に祭祀されるものなので、特に慎重に取り扱います。


墓石等の組み付け工事が完了しましたら、周囲の土間等にバラス、石張り等を施工します。
当店では、お客様墓地での墓石設置等の施工も自社で作業をしております。


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